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とりあえず、ペンと紙さえあればいい

趣味の創作を中心に色々書いてます。

ファンタジー設定のための貴族・王族の平日

ファンタジー小説を書くための資料として、本やネットで調べた貴族の1日をまとめたものです。

 

朝から午前中

主なスケジュール

起床。

体を清める。

ミサ。

朝食。

大人なら執務をし、子どもなら勉強をします。労働。

 

体を清める。ミサ。朝食。の3つについては国や時代によっては行う順番が違うようです。

しかし、キリスト教国では朝のお祈りは大切だったので、体を清めた後にミサを行う国もあったといいます。

 

朝食に関して

前に私が見たテレビでは、王様は起床後、ベッドの中でまずは水代わりにビールを飲み、朝食が複数種類運ばれ、食べたいものを指さし、食べたいものを食べたい分だけ食べていました。

国によっては肉とパンといった簡単な食事の場合もあるようですが、日本のファンタジーでは国が貧しそうな感じであっても、王族が肉とパンだけの朝食を済ますということはまずないと思います。理由は雰囲気が出ないから。

実際は、農民や生活レベルが普通以下の都市生活者が肉を食べることが出来たのは年に数回の御馳走の時だけですから、肉というだけで贅沢品です。

テレビで見た王様がビールを水代わりにしていたのは、ヨーロッパでは清潔な水が手に入らないからとも言われていますが……。

ヨーロッパでは衛生観念が低いため、糞尿が町や川などに垂れ流されていたことが多く、身近な飲み水が汚染されていたことも多かったのかもしれません。

全部の水が汚染されているとは思いませんが、農民たちも朝一に水代わりにビールを飲んで働いていたといいます。これは水代わりと言うよりはスタミナドリンク代わりらしく、水で薄めていたそうです。

日本のファンタジーで王様や農民が朝からお酒を飲むと、中毒者にしか見えませんし、町が糞尿で汚染されていては読者も作者も気持ちが悪いと感じ、憧れがなくなるので、いい感じの美化フィルターで日本人に馴染むように加工します。

 

体を清めるについて

ヨーロッパではお風呂に入る習慣はないので、体を拭くくらいのレベルがほとんどです。

浴槽で入浴をしたという人も中にはいるのですが、少数だと思います。

宗派まで分かりませんが、歯磨きをしていた人が異端者扱いされた時代もありますから、歯磨きをする習慣もありません。

ただ、日本のファンタジーは読者に違和感を感じさせないことが最優先なので、ここまで忠実にしてしまうとよくないです。

日本のファンタジーは日本人が抱く西洋の良い所だけを抽出して世界観を作るので、衛生観念が高い清潔な人々が住み、水がきれいなのも当然です。

 

労働・勉強について 

王様なら今後国をどうするか会議をしたり、実行したり、時代によっては議会も誕生するので、議会にも行かないといけません。

そして、謁見や陳情を聞いたりもします。

位の低い貴族なら、自ら農機具を取って農作業をしたと言います。

王子や貴族の子どもの勉強は、男子なら語学、武器術、マナー、歴史、軍学、ダンス、乗馬、詩(文学)を中心に、女子なら、語学、マナー、ダンス、絵画、手芸、詩(文学)といったものを中心に学びます。

小姓なら、食事の時、給仕を担当します。

日本のファンタジーではメイドさんが食べ物を運んでくることもありますが、基本的にメイドさんは位が低いので、雇い主の前に姿を現すようなことはありません。

給仕は執事か小姓といった男性が担当します。

執事というものは下級貴族や騎士階級男性の就職先の1つで、家庭内の家計管理や主夫妻への給仕、使用人たちの管理という内向きのことを行う補佐役です。

ダンスは舞踏会で必要なものなので、男女ともに必須科目です。

女子のダンスといってもバレエではなく、今の社交ダンス的なものです。

 

 

午後

午後も基本は執務や子どもなら勉強を行う感じでしょうか。

王妃様も謁見といった仕事がありますし、時代によっては福祉施設訪問的な仕事もやりました。

舞踏会やパーティといった社交的な付き合いも王妃や王にしてみれば、立派な公務の1つですし、貴族の夫妻にとっても仕事でした。

他にも、貴族の女性は夫が領地にいない間に領地経営も行います。

位にもよりますが、家庭内のことを取り仕切ってもいるので、冬の食料を確保するために自ら包丁で果物を切って、ジャムを作ったりと忙しい日々を送っていたようです。

 

 

まとめ

基本的に王様と王妃様は自宅兼職場のお城で生活をしながら、仕事をするという感じでしょう。

貴族たちも江戸時代の大名のように自分の領地と王様がいる場所(首都が定められていない時代もあり、その時は王が滞在している場所が首都みたいなものだったようです)や赴任先を行き来していたようです。

領地に居る間は領地の収益を上げるために頑張るのでしょうが、領地を離れたら、官僚もしくは軍人として王様のために働いていました。

現代の政治家と官僚を想像すればいいのだろうと思います。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

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