とりあえず、ペンと紙さえあればいい

趣味の創作を中心に色々書いてます。

小説のストーリー構成力が上がるかもしれない5つのトレーニング法

       クロストレーナーを使う人のイラスト

趣味で小説を描いている身とはいえ、面白い小説を書きたいと思っています。

昔はプロになりたかったので、色々なトレーニング法も試してみました。

今もやることはあります。

ただ、今はプロになっちゃうと売り上げを考えないといけなくなり、好き勝手に書けなくなるということに気付きました。

そうしたら、「面白い小説を書いてみたい」と言っている今の状態が心地良くなりました。

でも、もし万が一ないとは思いますが、デビューしませんかと言われたら、気持ちが揺らぎそうです。

さて、そんなことはさておき、小説を描くためのストーリー構成力を上げるのに丁度良さそうなトレーニング方法をまとめてみました。

ただし、時間はかかります。

 

 

 

一次選考落選作を読む。

これは公募ガイドの公募スクールのコーナーの小説基礎講座のコメントに、

 

「下読みを長くやっていると、落ちる作品にはパターンがあることがわかってきます。どこをどうすればいいかもわかってきます」  

 

とあったから。

他にも昔、何かの小説かエッセイで、「小説の修行と称して、下読みを嫌というほどやらされて、どういう小説が駄目な小説なのかが分かった」と読みました。

それなりに効果があるのではと思いました。

つまり、1次選考通過作品をたくさん読むと、落ちる作品のパターンが分かるようになる。

そうすると、自分の作品では落ちるパターンをやらなくなるから、結果的に、いい感じの小説を書けるようになる。

ということだと信じたいです。

私には自分で書いた1次選考落選作がたくさんあります。

ただし、読む勇気がなく、小説投稿サイトに投稿されている1次選考落選作を読んでいます。

1次落ちや落選、新人賞といったキーワードで探せば色々と出てきます。

コツは1次落ちの作品を読むこと。

2次選考落選作と1次落ちはかなりの差があって、2次選考落選作は設定の欠点がほとんどありません。

3次選考落ちから上の選考落ちになると、物語として面白くなります。

基本的に新人賞の1次選考では9割の作品が落ちますから、2次以降並みの作品も多いです。

反面、まだ小説を書き慣れていない時期に書かれたのかなという作品のものも多く、欠点があるものもあります。

まだ書き慣れていない時期に、ボリュームがある長編を書くから、うまくいかない部分もあるのは当然ですが……。

 

 

 

作品を分析する

 人によって方法は様々なのです。

しかし、完結している小説の構成や設定、人物などをとにかく自分なりの方法で分析することで、どのような構成になっていて、どこに伏線を張っているのかなどを知ろうという目的は共通しています。

コツがあります。

・自分が面白いと思った作品を選ぶ。

・上下巻や上中下巻など長過ぎるものは選ばない。

世間では大絶賛されていても自分が面白いと感じない、もしくは長過ぎる作品は分析作業そのものを苦痛にします。

そのため、1巻で完結をしているものを選ぶのがいいでしょう。

世間から見向きもされなくても自分がこれが面白いんだと思ったら、それを分析することをおススメします。

やり方は千差万別で、私はノートにただひたすらに、登場人物の登場順とイベント発生順を書き、設定をまとめるということをやりました。

ふせんに主人公登場と書いて、そのページに張る方法もあると思います。

これをやると、「あー、このストーリーはこういう風になってるんだ-」「この伏線があとあと大事なんだ」ということに気付くことが出来ます。

他にも、ストーリーの構成をしっかりと知ることが出来ますから、その作品のストーリーをアレンジして自分の作品に生かせます。

色々なストーリーのパターンを覚えておくと、「あのアクション映画のストーリー構成をアレンジしたら、今思い浮かんだ恋愛作品のアイデアを形にすることが出来るぞ」となります。

自分の中でストーリーのストックを持っておくことで、ストーリー作りの時間削減になるわけです。

ここで注意したいのは全く同じストーリー構成にするとそれはパクリとなる可能性があるので、トラブルの元になります。

基本的に同じジャンルの作品であれば、どの作品もストーリーの大まかな形は同じです。

それでも、世に出回る作品の多くが設定は被っていても同じに感じないのは、作者が細部を作り込むことで個性を主張しているからです。

 

 

 

おとぎ話などを自分なりにアレンジして、作り直す。&それを複数パターン作る。

私は一度だけ自分なりにアレンジして作り直しましたが、面白おかしく書けたので楽しかったという記憶しかないです。

おとぎ話でなくてもいいんでしょうが、おとぎ話は長さ的に丁度良いからでしょう。

複数パターンというのはハッピーエンドとバッドエンドのパターンも作るということですね。

もしくは、猿とキジと犬を仲間に出来なかったぼっちパターンを作るとか。

こういう複数のストーリーパターンを作るトレーニングを行うと、オリジナル作品のストーリーを作る時もいくつかのパターンが思い浮かぶようになると思います。

1つの設定で複数のストーリーパターンが思い浮かぶようになれば、一番、面白いのを選択出来るはず。

おとぎ話を作りかえるのは嫌という人は好きな作家の短編小説や小説投稿サイトの短編を自分でアレンジするといいでしょう。

文字数で作品を絞り込めるなら、1000文字から3000文字のものを探すといいと思います。

 

 

 

おとぎ話の続編を書く

おとぎ話が引き合いに出されるのは長さが程良いからです。

なので、好きな作家の小説でも小説投稿サイトの短編でも構わないと思います。

私は小説の賞に応募するためにシンデレラの続編を書きました。

王子様と結婚したのは良かったけれど、実は王子様が女の子だったっていうお話です。

本当に、トレーニングになるかどうかは数をやったことはないから分かりませんが、息抜きには良いと思います。

 

 

 

正直な感想をもらう

トレーニング方法では決してありませんが、大切なことです。

ネットに投稿する小説で感想や評価をもらう手っ取り早い方法は友達を増やし感想をし合うというものなのだそうです。

ここでいう感想はこういう心地よい感じではないです。

真っ正直に指摘されて落ち込もうということです。

小説の苦言・真摯・辛辣・ツッコミな感想をもらうようになると、自分の作品も客観的に見ることが出来るようになるんです。

そうすると、設定の欠陥も分かりますし、「序盤で読者にこう思い込ませて、最後にひっくり返して驚かせよう」と読者を意識して考えることが出来るようになります。

今ではお金を払えば感想をくれる人もいますし、小説投稿SNSで新人賞落選作感想希望と書けば、辛辣な感想を下さる方もいます。 

 

 

 

まとめ

私は主に一次選考落選作を読むと作品分析をやっていました。

それなりに効果があったかなという感じです。

どちらも時間がかかる作業なので、やると「やったぞ!」という実感はすごいあります。

ただ、小説を書いていると、どこかの段階で技術的な壁にぶつかる時ってあるんですよね。

単なるアマチュアの私でもありました。もう何年も前の話です。

その時に特に念入りに作品の分析をやりました。たくさんノートにストーリーやらキャラクターやらを書きました。

なんかの小説の技法書に掲載されていたものをそのままやってみたという感じです。

効果として、私はノートに書かなくても一応、作品の構成とか少し分かるようになったかなという程度のものです。

これくらいなら小説や作品を何回も見続ければ身につくレベルかもしれません。

ただ、執筆が行き詰った時、頑張って書こうとするよりは、気晴らし程度に作品の分析や1次落ち作品を読むのもいいと思います。

 

ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

 

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