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とりあえず、ペンと紙さえあればいい

趣味の創作を中心に色々書いてます。

物語を作る時にやっちゃいけないと思った3つのストーリー展開

小説を書くのも好きですが、小説を読むのも大好きです。

読んでいると、ワクワクしますし、時が経つのも忘れてしまいます。

アマチュアが書いたネット小説もプロが書いた小説も等しく読んでいます。

アマチュアにはアマチュアの良さがあり、プロにはプロの良さがあります。

しかし、中には、「えー!?」と思ったストーリー展開があります。

正直、やっちゃいけないと思いました。そして、「あ、そういえば、昔、同じことしてた」とハッと気づき、自分の黒歴史と向き合ってしまった次第です。

やっちゃいけないが昔の自分がバンバンやっていたストーリー展開を3つまとめました。

 

 

1,主人公が活躍しなくなる。

以下は極端な例

序盤

主人公「よっしゃ! 世界救うぜ!」

ヒロイン「頑張ってね!」

サブキャラ「頑張ろう!」

中盤

モンスターと戦う一行

ヒロイン「なんて強いモンスターなのかしら」

サブキャラ「本当に強い」

主人公魔物を追い詰めるが、サブキャラが留めを刺す。

ヒロイン「やったわー!」

主人公「よっしゃー。次行くぜ!」

終盤

ラスボスとの戦闘

サブキャラ「こいつを倒せば、世界は平和だー!」

ヒロイン「がんばりましょう!」

ラスボスを倒す。

サブキャラ「終わったぜ!」

ヒロイン「終わったわ!」

主人公「……」

 

このように主人公は徐々に出番というか身の置き場というか立場というものがなくなっていき、最後は、「お前はいないほうがいいんじゃないか?」という展開に落ち着いてしまいます。

理由としては作者が主人公よりもサブキャラを好きになってしまったというのが考えられると思います。

なんというか、読者である私は主人公目線で物語を読むので、サブキャラが主役の代わりに活躍をしてしまうと、肩透かしを食らったような気分になります。

現実に主人公を置き換えると、徐々に居場所をなくし、リア充を眺める空気君になるようなものです。

そのため、読んでいて、頭に「主人公は?」という疑問は浮かんでも爽快感とかないんです。

他の作品では皆が主人公に気を使って、主人公の問題を主人公の手を煩わせることなく、知られることもなく、影から解決していました。そのため、前半は主人公として出番がとても多かった主人公は、物語が進むにつれて、特にやることがなく、日常生活を送るだけとなったため、描写は後半でほぼなくなり、EDでは笑っているだけとなりました。

これも主人公が置き去りにされていて、読んでいて釈然としませんでした。

これは、主人公の選択を間違えているパターンだと思います。

主人公やサブキャラがある人物が抱えている問題を、この人物に知られないように解決するなら、分かります。

あとは主人公の問題を主人公自身で解決するというストーリーも分かります。

この手の作品を読むと、主人公が問題を解決するからこそ、主人公なのだということを実感します。

ただし、主人公には以下の2タイプあります。

  • 自ら活躍し、問題を解決するタイプ。
  • 人物A(大抵超人か変人でこの人物の視点では物語を展開させられない)の活躍を助手や部下、友人の立場から語る語り部タイプ。

語り部タイプの主人公は最初から最後まで別の人物の活躍を語りますから、自ら活躍するタイプの主人公がいきなり語り部タイプになることはほとんどありません。あるとすれば、主人公を別人物に明け渡した時でしょうか。

ただ、語り部タイプが人物Aを精神的能力的に超えようとする時は自ら活躍するタイプに変わります。

主人公が活躍しない作品にしないために出来ること

1.主人公を活躍させるストーリーにする。

2,プロットの時点で主人公を変える。

3,主人公の物語を完結させてから、サブキャラの外伝を作り、大活躍させる。

 

 

2,主人公が馬鹿過ぎる。

極端な例

ヒロイン「ここに隠れていて。見つかったら、あなた捕まっちゃうわ」

主人公「おk」

主人公、隠れているのに飽きる。

主人公「ちょっくらスロットでもやりいくかー」

隠れ家脱出

悪の組織の手先っぽいの「いたぞー! つかまえろー!」

主人公「うそーん」

その後、主人公を救出しようとしたヒロインも捕まる。

敵っぽいの「主人公を助けてほしくば、世界征服に加担しろ。兵器を作れ」

サブキャラ「そんな……」

敵っぽいの「さもなければ、ヒロインと主人公の命はないぞ」

サブキャラ「やります!」

追い詰められるサブキャラ、囚われの主人公とヒロイン

主人公「ここから逃げるか」

しかし、主人公、物音をさせたせいで、あっさり捕まる。

ヒロイン、主人公がヘマしたせいで、人体実験されそうになる。

サブキャラ、ヒロインを助けるためにも更に追い詰められ、兵器を作る。

最終的に主人公は世界を救うため、兵器と心中。

 

2度の主人公の過ちのせいでサブキャラとヒロインはどんどん窮地へと追い込まれていくという展開です。

しかも、主人公の過ちが結構、軽い。なんというか凡ミスケアレスミスの範囲を出てません。

きっとお書きになられた方は最後の主人公の兵器と心中という展開を悲劇的なものにしたかったのだろうなと推測します。

残念ながら、主人公の自業自得感とざまぁという感情しか生まれず、ニヤニヤしてしまうというのが正直なところです。

これ、私が小説を描き始めた頃にむっちゃやりました。

理由は、小説の描き方の本に、

「主人公をとことん追い詰めろ」

と書かれていたから。

追い詰め方にもちゃんと方法があるものだということに、別の小説の描き方を読んで気付く始末。

物語はいかに主人公を追い詰めるかが肝になるのは確かで、とても重要なものです。

しかし、その時、主人公が凡ミスを連発してはいけません。

凡ミスで窮地に陥っても主人公の頭が悪い性格がそそっかしいというだけで片付けられてしまい、物語終了時に読者はカタルシス(すごく簡単に説明すると、気持ちのいい読了感や感動)が得られません。

主人公が馬鹿過ぎると言われない作品にするために出来ること

主人公が窮地に陥る時、凡ミスではなく、主人公ではどうすることも出来ないものをキッカケにすること。

  • 災害や事件、両親の離婚、恋人の不倫や浮気といった予期せぬ出来事に遭遇させる。
  • 他人から陥れられたり、犯罪被害に遭うといった悪意に満ちた行動の被害者になる。

 

 

3,展開が斜め上でついていけない

極端な例

アイドル「マネージャーさん、今日もよろしくお願いします」

男マネ「よろしく」

二人は恋愛感情を抱きあうが、なかなか言えない。

男マネは苦悩する。

そこにある日、ある男が現れる。

男「私は世界を牛耳る時間警察の一員です。アイドルさんは将来、世界に甚大な被害をもたらす独裁者を産むことになります。それはあなたの子どもでもあるのです」

男マネ、ポカンとする。

 

本当に極端な例なのですが、普通の現代を舞台にした恋愛や青春友情ものだと思ったら、こういう人が唐突に出てくる作品がごくたまにあります。

読んでいると、「ハ?」ってなって、頭に「?」がいっぱい浮かんできます。でも、予定調和のプロ作品に比べて、斜め上をいく展開が面白いので、こういう作品嫌いじゃありません。

私もこういう作品を昔、書いたことがあります。なんのコンセプトもなく、普通の青春学園物を作った挙句、ストーリーに悩んで唐突にミステリーにしちゃったんです。

ストーリー展開に困っちゃって、思いついた瞬間に、「こうしておけば大丈夫」とすごく安心しました。

本当は安心しちゃ駄目なんですけど。

映画の試写会のCMの感想「意外過ぎる展開にビックリ」が放送されることもありますし、本の感想でも「意外過ぎる展開にビックリ」というものはあるっちゃあるのですが、意外も突き抜けるとビックリじゃなくて、「斜め上過ぎて、ついていけない」という評価が下されてしまいます。

展開が斜め上でついていけない作品にしないために出来ること

1,プロットをしっかりと作る。

2,数日の間を開け、作ったプロットを見直す。

3,何かしらの伏線を入れる。これで、変な組織が出てきても読むほうも覚悟が出来ているのでビックリしなくなります。

 

 

上記のパターンをやらないためにどうすればいい?

基本的にどのパターンでも改善点は一緒です。

小説の書き方の本も少し読んでみながら、アマチュアの方が書かれた小説を読み、やってはいけないパターンを知る。

プロットを作り込むことも大切ですが、その前にやってはいけないパターンを知る必要もあります。

そうでなければ、やってはいけないパターンのストーリーのプロットを一所懸命作るということになりかねません。

小説の書き方の本を否定は出来ませんが、良い面と悪い面の両方があります。

良いほうに作用すればいいですが、悪いほうに作用したら、間違ったやり方が正しいとインプットされてしまいます。

これは小説の書き方の本が間違っているのではなく、読み手の解釈が間違っていることに問題があります。

良い作品を書くためには2つの方法しかありません。

  • プラスの要素を伸ばす。
  • マイナスの要素を潰す。

 

マイナス要素を潰すのはプラスの要素を伸ばすより遥かに簡単です。

そのためには、マイナス要素のないプロの作品を読むよりも玉石混交のネット小説のほうが色々なマイナス要素を知ることが出来るので、タメになります。

少なくとも私はプロの作品を読むより、勉強になりました。

設定作りには時間が掛かるので、設定を作りながら、アマチュアの小説を少しずつでも読み進めるのがいいと思います。

たくさん小説投稿サイトがありますから、簡単に読むことが出来ます。

公募(新人賞)の1次選考落選作を検索ワードを変えながら、探すのがコツです。

公募の長編はネットの連載小説と違い、複雑かつ量の多いストーリー構成と設定を要求されるため、ボロが出やすいように感じます。

小説の新人賞では1次選考で9割が落とされます。中には送る出版社を間違えた作品もありますが、未熟な小説もこの時点でふるいから落とされるため、学ぶにはうってつけの作品が多数存在します。

しかし、2次選考作品以降になると、ガクッと減り、タイトルを変えて違う出版社に送れば、受賞するんじゃないかという作品も見受けられるようになりますから、1次選考落選作を探すことが重要です。

 ライトノベルの賞に応募されたものならば、2時間以内で読み終わる作品がほとんどなので、効率よく多くの作品を読むことも出来ます。

 

 

まとめ

自分が読んだネット小説と昔の自分が書いた作品をダブらせたために、この記事を書きました。

小説を書き始めた頃、手探り状態だったのでどう書けばいいか分からないながらも、なんとか完成させていました。

物語作りにはやっていいこととやってはいけないことがあることも体験でなんとか学んできました。

そのため、上記の3つのパターンも小説を書き始めた初期ではバンバンやっていました。

この記事で挙げた3つの作品パターンに出てきた極端な例は完全な創作です。

 

思った以上に長文となってしまいましたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。