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とりあえず、ペンと紙さえあればいい

趣味の創作を中心に色々書いてます。

ファンタジー設定のための領地収入について

Landing in Middle Ages II

日本のファンタジーは中世ヨーロッパがモチーフと言いながら、貴族の服やドレス、城は近世のものが多く、かなり適当なのですが、それでも設定を作る上ではやっぱり貴族の暮らしとか爵位ってなんだ? となってしまいます。

私が疑問に思ったものに領地収入というものがあり、調べてみました。

この記事はリアルガチなファンタジーものには使えないので、なんちゃってファンタジー用として考えて下さい。

 

 

そもそも領主とは

その土地の地主です。

王様、もしくは自分が仕えている貴族から賜った土地を支配する貴族です。

古い時代はその土地の司法・軍事・行政などの統治に関する責任者と考えて構いません。

時代によっては別に市長や議会が発生し、領主の権力が狭まることもあります。

市長や議会の発生は別に民主主義的な理由ではなくて、肥大する権力者の権力をなんとか抑えようという感じでの誕生です。

議会とかにこだわると、作者も読者もややこしくなります。それに、当時とは別物とはいえ、現代にも議会は存在するので作品に登場させるとファンタジー色が減るような気がします。

 

 

領地収入1 税収

まず第一に税収入です。

基本的に税というのは土地の所有の概念から発生したもので、都市が誕生した頃にはすでにあったといいます。

国によって徴収方法は違いますから、日本のヨーロッパ風ファンタジーの参考程度に活用下さい。

農民の税金

農民からは道具や施設の使用料という形で税を徴収しました。

使用料というのは、農機具、小麦の粉挽き施設の使用料など。

基本的に領主の裁量で変わりますから、橋の通行料といったようなものを取りたければ取ることが出来ました。

他は土地にも税金が掛かります。

税が払えない場合は、労働で支払うことになります。

都市における税金

現在とそう変わりませんが、消費税はありませんでした。

しかし、パン1個に税金が掛けられていました。消費者は買う時に税金を納める形になっていたので、実質、消費税のようなものは存在していたということになります。

勿論、市場の店の場所代とかも対象です。

中国の話で恐縮ですが、未亡人に結婚させるため、未亡人に税金を掛けたこともありました。

農村と都市共通の税金

相続税や死亡税と関税、人頭税と掛けたければあらゆる場面で掛けることが出来ました。

文明初期もしくは凶悪演出をしたい時の税金

人頭税というものがあります。

これは成人1人につき、納める税金が決まっているという定額制度(?)のようなものです。

基本的に、人口が少ない文明初期などで行われたもので、その後、人口が増加し、役人の仕事が煩雑化し、人口を管理し辛くなっていきます。

そのため、税金は人間から土地に掛ける方式へと変化していきます。

かつて世界中で行われていて、日本でもあったものです。

中世ヨーロッパにもありました。

この人頭税は不作の時や妊婦には減税がされることも多いです。

しかし、極端に高額な税にしたり、生まれたばかりの子供にも掛けたりすることで非道さや領主の凶悪さを演出しやすいという制度でもあります。

それに、人間1人につき極端に高い税金がついているという説明は、単純に酷いと分かりやすいですから、主人公が凶悪な領主をボコボコにする時の良い口実になるのではないでしょうか。逆に、悪徳領主に叛乱を起こす良い口実にもなりそうです。

ちなみに、この人頭税、前述したように人口が増え過ぎると、役人の仕事が煩雑化し逆に非効率になっていくので、人口が多い大都市とかの領主や王が実施し、人々を苦しめるという設定はどうかなと思います。

理由は主人公がどうにかする前に、住人が叛乱起こして、王や領主をボコボコにしたほうが自然だと読者が感じる可能性があるからです。

 

 

領地収入2 事業収入

領地内に鉱山があれば、そこから領主は収入を得られます。

他には今のファッションビル経営のように市場を運営してのテナント代金といったものもあります。

基本的に領主の仕事というのは政治家と軍人と経営者など諸々がセットになったものなので、才能があれば交易などでも儲けることも可能です。

いかに、領地を豊かにして、収入を増やすかということも領主の仕事の1つなわけです。

 

 

まとめ

時代によって違うのですが、日本のファンタジーにおける領主の領地内での主な仕事というのは5つに分類しようと思えば出来ると思います。

  1. 行政の責任者
  2. 政治家
  3. 事業者
  4. 軍人
  5. 司法の責任者

実際は色々と混ざっているはずなので、このように分類するのは不適当なのかもしれません。

ただ、好きに課税出来る法律も作れますし、司法にも介入出来ますし、事業も出来ます。

戦争になったら、領地の男性を徴兵して足軽として槍1本持たせて戦争に連れていきました。

現在でいうところの独裁者みたいな権限を領地内で持っていたのが領主である……と言いきるのはあれですけど、権限にのみ焦点を当てれば、一番、イメージに近いのではないでしょうか。

 

 ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

 

下記はファンタジー設定シリーズです。

ファンタジー設定のための都市が出来るまでの大体の流れ - とりあえず、ペンと紙さえあればいい

ファンタジー設定のための貨幣設定 - とりあえず、ペンと紙さえあればいい

ファンタジー設定のための貴族・王族の平日 - とりあえず、ペンと紙さえあればいい

ファンタジー設定のための爵位について - とりあえず、ペンと紙さえあればいい

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