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とりあえず、ペンと紙さえあればいい

趣味の創作を中心に色々書いてます。

【漫画】『酒のほそ道』27巻がある日、面白く感じた理由を考えてみた。

たまたま、家族の誰かが買ってきた『酒のほそ道』という漫画をいつの頃から読み始めました。なんというか、だらだらと読んでいます。

夜寝る前に読むことが多いのですが、ある日、いつも以上に面白く感じ、失礼ながら、「え? こんなに面白かったけ?」と強く思いました。

何故、こんなに面白く感じたのかを考えてみたいと思います。

酒のほそ道 27

ちなみに、面白く感じたのは27巻の『ソース焼きそば』のエピソードです。

 

 

酒のほそ道』あらすじ

Sake

アラサーのサラリーマン岩間宗達が様々なシチュエーションで肴をつまみに、酒を飲む。

基本はたったこれだけです。

1話あたりの話がとても短く、複雑なストーリーは無理なので、あらすじも超シンプル。

現在、40巻までが発売されているロングセラーですが、岩間宗達は様々なうんちくを言ったり、こだわりを押しつけるタイプであり、それが嫌だという人もいます。

そういう回は実際にありますし、下戸の人にお酒を飲ませてみたりとかも過去にはしています。

 

 

 

私が読んでいて面白いと感じたエピソード『ソース焼きそば』あらすじ

Fried noodle

会社の後輩たちと居酒屋に行く宗達

近くの席の人たちがおいしそうにソース焼きそばを食べている。

自分も注文をしたいが、日頃、様々なこだわりを披露しているため、のっけから焼きそばを注文し辛い。

しかし、海老沢君が焼きそばを注文しませんかと言うと、同行していたかすみちゃんが、「初めから焼きそばを注文したら、岩間さんに何を言われるか分からない。海老沢君は勇気があるわ」と言う。

宗達はこれ幸いと、焼きそばを注文。

焼きそばがやってくるが、日頃のこだわりが災いし、積極的に食べることが出来ず、海老沢君に促されてようやく一口を食べることが出来た。

「おいしい!」と思うも他の後輩たちが美味しそうに焼きそばを食べており、結局、一口しか食べることが出来なかった。

翌日、宗達は1人で焼きそばを食べた居酒屋へ。

帰りに、海老沢君に会い、「忘れ物を取りに来た」と言い訳をすると、海老沢君に、

「歯に青ノリがついてますよ」と指摘され、動揺する。

 

というお話です。

 

 

 

面白さのポイントは宗達の心と外の状況のギャップだと思う

Upper Latourell Falls
宗達ソース焼きそばを食べたいけれど、日頃のこだわりやウンチクのせいで注文が出来ないという小さいですが、ジレンマが生まれます。

海老沢君のおかげで、ソース焼きそばを注文することに成功しますが、後輩たちが、「おいしい!」と絶賛し、箸を伸ばしたことにより、内心では自分の食べる量がないと不満が生まれますが、食べたいとは言えません。

ソース焼きそばでテンションが上がる後輩たちの一方で、テンションが下がる宗達

ここでも海老沢君に、「おいしいから、食べて下さい」とすすめられ、やっぱり日頃のこだわりやウンチクのせいで、無関心を装い、一口だけ食べます。

無関心に見せつつ、内心では美味しいと感激するのですが、これ以上、食べることも出来ませんが、余りそうにもありません。

このように、宗達のジレンマという心情と自分の思い通りに事が運ばない状況のギャップが大きな落差となって面白く感じたのではないかと思います。

そして、オチです。

翌日、宗達は1人で焼きそばを食べ、昨日の焼きそばへの未練を解消します。

店を出た後、海老沢君と桜木君と合います。

宗達は自分を取り繕うために、「忘れ物を取りに来た」と言います。

しかし、海老沢君に冷静に、「青ノリがついています」と指摘され、宗達は驚きます。

やはりここでも海老沢君と宗達の間に心理的な落差があります。

海老沢君が冷とすると、宗達は温で、この2人のギャップも大きいです。

まあ、単純に普段、うんちくやこだわりを披露するような宗達が、そのせいで自分の思い通りにいかないため、その様がとても面白いというだけなのかもしれません。

読んでいて、一種のざまぁ感を得られたのかもしれません。

 

 

 

まとめ

酒のほそ道』はロングセラー作品です。

今回、この記事を書くにあたり、少しネット検索したところ、宗達のこだわりなどが嫌いだという方が多くいて驚きました。

個人的にはそういう部分はスルーなので、あまり気にしなかったのです。

それだけ多くの方々に読まれている証のように感じます。

今回は27巻の『ソース焼きそば』は宗達の本心と実際の状況とのズレというギャップにより面白さが生まれているという結論に達しました。

ギャップといえば、好きなのに、嫌いと言ってしまうツンデレはその典型のように思います。

酒のほそ道』は1話あたりがとても短いページ数で構成されていますが、ギャップというものは短い作品でも面白さを生み出すことが出来るすごい力を秘めていると感じました。

 

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

作品情報

酒のほそ道

ラズウェル細木・著

ニチブンコミックス

関連本多数発行、コミックスは現在40巻まで発売中。

日本文芸社 | 酒のほそ道 (40)/ラズウェル 細木 著

リンク先で第一話が試し読み出来ます。連載初期なので、絵が今と全然違いますが、テイストは今も昔も全く同じです。

 

rentaでレンタルも出来ます。

renta.papy.co.jp